Work Cost Note

時間の使い方から、働き方を見直す

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実質時給とは? 在宅勤務の時間も含めて考えてみる

給与だけでは見えにくい、在宅勤務の疲労や拘束感も含めた『働くコスト』について整理します。

実質時給とは? 在宅勤務の時間も含めて考えてみる

「時給」という言葉を聞くと、勤務時間に対してどれくらいお金をもらっているかをイメージすることが多いと思います。

ただ、実際の仕事は勤務時間だけで終わるわけではありません。

通勤、準備、仕事のことを考えてしまう時間。 在宅勤務であっても、通知を気にしたり、頭の片隅で仕事が動き続けている感覚があります。

そういった「仕事のために使われている時間」まで含めて考えるのが、実質時給という見方です。

在宅勤務でも、仕事の時間は意外と長い

在宅勤務は、通勤がないぶん楽に見えることがあります。

実際、自分も出社中心だった頃と比べると、移動時間が減ったことで生活はかなり楽になりました。

ただその一方で、在宅ならではの疲れ方もあります。

  • Slackの通知が気になる
  • 会議が細かく入る
  • 少し空いた時間でも完全には気が抜けない
  • 家にいても仕事モードが続く

こうした状態が続くと、勤務時間が終わっても頭が休まりきらず、「時間はあるのに何もできない」という感覚になりやすくなります。

数字としては見えにくいですが、これも仕事によって使われている時間のひとつだと思っています。

実質時給は、ざっくりで十分

実質時給を考えるとき、最初から正確な計算をする必要はありません。

まずは大まかに、

  • 月の手取り収入
  • 勤務時間
  • 仕事の準備時間
  • 通知や待機で気が休まらない時間
  • 通勤時間(ある場合)

を含めてみるだけでも、働き方の見え方は少し変わります。

たとえば同じ給与でも、

  • 通勤が長い
  • 会議が多い
  • 常に連絡を気にしている
  • 残業後は何もできない

という状態だと、実際に生活へ残る時間はかなり減ります。

逆に、給与が少し下がっても、

  • 疲労が少ない
  • 通勤が短い
  • 集中しやすい
  • 仕事後に動ける

のであれば、生活全体では楽になることもあります。

実質時給は「辞める理由」を探すためではない

実質時給という考え方は、今の仕事を否定するためのものではありません。

「どこで時間や体力を使っているのか」を整理するためのものです。

  • 会議を減らせないか
  • 通知を見直せないか
  • 手戻りを減らせないか
  • 集中しやすい環境を作れないか

そんな小さな改善でも、可処分時間は少しずつ戻ってきます。

働き方を大きく変える前に、まずは毎日の負担を観察してみる。

実質時給は、そのための視点のひとつだと思っています。